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ミックス犬のための「目指せディスク・ドッグ!講座」1
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第三回 '05 9/5
「出来ない!特集」
その1「取れない」=「拾えな〜い」
その2「取れない」=「キャッチできな〜い」 |
ミックス犬の飼い主の皆さん、こんにちは。
お待たせしました第三回です。
今回は順序から言えば、いよいよ「投げ方」なのですが・・・・
そこは「ミックス犬のためのディスク講座」(笑)。
普通だったら出来る事、なのにウチの仔は出来ない!って事ありませんか。
そこで「出来ない!特集」をシーン別に考えてみましょう。
「出来ない!特集」
その1「取れない」=「拾えな〜い」
さぁみなさんのウチのワンコは元気良くディスク追いかけてますかぁ?
きっと一生懸命に追いかけて公園を走ってることでしょうね。
気持ち良く追いかけてはみたものの、パタッと落ちたディスクを拾えずにいる。
こんな時、拾えるまで「ほって置く」などと聞くこともありますが。
ところが、ほって置くと、諦めてほかのアソビに目が行ってしまったり、
公園の隅っこにいる「ニャンコ」に目が釘付けになったりと、
「自然に拾える」様にはとてもとてもなりません。(涙)
特に練習場所がグラウンドのような砂の多いところだと、「お口に砂がくっつくのがイヤッ」ってカオしたり、
これは一生拾えるようにはならないかも・・・・って本気で思いました。
テンションの非常に高いボーダーちゃんやコーギーちゃんでは、絶〜対悩まないトコロで躓くのです、ミックスは。
でも、ここで諦めてはいけません。
どうして拾えない、拾いたくないのか、よーく観察してみましょう。
大抵は闇雲に前脚でガシガシ引っ掻いて、裏返して取ろうとします。
でも、そう簡単にディスクはひっくり返せないんですね、ワンコの手では。
「教本」ではワンコが簡単に拾うかのように、或はこの件に関して一切触れていない等、けっこう冷たいです。
だいたい、ワンコがひっかくほどディスクが滑って行って砂だらけ、
あるいはディスクの上に足を置いてひっかくので、さらに取れにくく地面にもぐってしまいます。
これじゃぁ「もう拾いたくない」って思うのも仕方がないですね。
そんな時、叱ったりしないで、優しく手をかしてあげましょう。
なんだ、そんな事かとお思いでしょう、でも、我が家はそうやって練習することで、この難問を克服しました。
ただ投げた位置から「声」をかけてるだけでは、決してワンコが拾えるようにはなりません。
ワンコが困ってひっかいてるところまでダッシュで走って行って、優しく手助けしてあげるのです。
その時に、ただ拾い上げて渡してしまってはいけません。
ふせたディスクの片側のフチだけを、地面から数センチだけ持ち上げてあげましょ。
ハナ先が地面に触れるぎりぎりのところで、ワンコが咥えられるようにしてあげるのです。
この時にワンコが咥えようとしたら「テイク」などと言ってあげます。
咥えたらすぐ一緒に走って、スタートラインに戻ります。
走ってる時も「よーし頑張れ」とか、「いいぞいいぞ・早いぞ!」などと「楽しい」を全面に押し出すことを忘れずに!
はっきり言って疲れます。(笑)
でも、どーですか楽しいでしょ、ワンコも笑ってませんか?
「拾えれば楽しいんだな」って思わせることが肝心。
さてさて、これでは基本的な解決にはなってませんね。(笑)
では練習を室内に移してみます。
ボールなどでテンションを上げて遊んでから、ディスクを「毛足の長い絨毯」においてみましょう。
普通の絨毯でもいいんですが、板の間は避けます。
やっぱり最初は拾えないですよね、絨毯の上でも。
ここでもワンコが諦める前に、手をかしてあげます。
タイミングに注意してください。
一生懸命いろいろやって、ワンコが諦める寸前に手をかす事が肝心です。
目の前でやってるので、タイミングは掴みやすいはずです。(やり方は一緒です)
諦めなければ拾えるんだ、って教える事が目的です。
さらに絨毯の上だとディスクが滑らないので、ひっかいて取れるチャンスも増えますし、
べったりカオをつける事にも抵抗がなくなります。
はっきり言って地味な練習ですし、室内練習が即効果を上げるとも言えません。
諦めない事、急がない事、これに尽きます。
楽しく遊ぶには、「落ちたディスク」を「拾う」必要があり、「拾う」と喜んでもらえる!
こうワンコが考えるように手助けをしているんだと思ってください。
(注)ここで拾う時に「キャッチ」ではなく「テイク」とコトバを変えましょう。
「キャッチ」は浮いてるディスクを取る時。
「テイク」は落ちてるディスクを拾う時です。
その2「取れない」=「キャッチできな〜い」
上手に投げられるかどうかは兎も角、投げたディスクをキャッチしてますか?
練習その2の時に簡単に触れましたが、上手くキャッチしてますか?
ワンコは本来「噛み噛み」が好きなので、ほとんどの場合ディスクを口にするのに抵抗は少ないと思います。
ただ、「浮いてる・飛んでる」ディスクを口でキャッチするのは意外と嫌がったりしてませんか。
あるいは、落ちてくるのを見てて、動かなくなってから拾うとか・・・
そんな時やみくもにワンコに向かってディスクを放ってみても無駄な努力になります。
もしかするとディスクがキライになってしまうかもしれません。
一歩戻ってボールキャッチをやり直してみましょう。
ここでは只投げたボールをキャッチするのではなく、
ワンコと2メールぐらいの短い距離で向かい合って、少し強めにワンバウンドさせたボールを取る練習をしましょう。
こうする事で、空中に不安定に浮いたボールをキャッチする動作が身につきます。
これも楽しみながら、褒めながら繰り返し練習しましょう。
ただ、沢山やれば良いってもんではありませんから、一回の練習で10投もやってあげれば充分です。
これを何日間か練習しますが、この時はディスクは出さないで下さい。
飛んでるディスクはある意味不安定に空中に浮いています。(最初は投げ手の未熟さもあって余計に不安定です。)
これを上手に最初から取れれば、み〜んな簡単にディスク・ドッグになれる訳です。
ところが、そうは簡単には行かないミックス犬。(笑)
ボール練習が上手く出来るようになったら、いよいよディスクを手に持って空中で取る練習。
目の前でディスクをヒラヒラさせて、「ほ〜らよく見て〜♪」などと言って興味をひいてください。
この時に口に咥えてくれたら、すかさず「キャッチ」と言ってあげましょう。
さらに「おお!キャッチできたねぇ♪ えらいねぇいい子だねぇ○○ちゃん!」と褒めちぎります。
褒めちぎる事にためらってはいけません。
もう全身を使って、こんなに嬉しい事はないってくらいに、大げさに褒めちぎります。
これがディスク・キャッチで一番大事な事です。
また、咥えてくれなくても「ため息」なんかつかないでくださいね。
急いでは駄目です。
やりたくない様子なら無理にやってはいけません。
ディスクに美味しいニオイをつけるとか、工夫してみましょう。
咥える動作が苦手なら、タオルのひっぱりっことかでモノを口に咥える動作を楽しませましょう。
身近にディスクを置いて慣れさせてあげるのも必要かもしれません。
ただディスクをワンコのための「噛むオモチャ」にしてはいけません。
ディスクは飼い主であるあなたが持っている、あなたの持ち物なのです。
あなたのディスクで遊んで貰える状況が、ワンコにとって楽しい事だと思えるよう仕向けるのが大切です。
追加:くれぐれも、ワンコの真正面から、顔めがけて投げてはいけません。
特に始めたばかりでは、手加減が出来ませんからワンコに痛い思いをさせてしまいます。
ワンコと並んで、ちょっとだけ前に投げるようにしてみてください。
ディスクはメンテナンスが必要です!
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