東日本大震災直後から取材を行い、やがて愛犬のボーダーコリー十兵衛と伴に、
被災地の子供達のために各地を巡った写真家石川梵の60日間の記録。
埼玉県秋ヶ瀬のハイパーフライト大会で、Mダックスの五右衛門や、
ボーダーの十兵衛とフリーをやっている石川さんが、写真家である事は知っていたが、
これ程行動力がある人だとは知らなかった。
丁度アバウトマイドッグズでも被災地石巻のモビーディックを応援する為に、
ウエットスーツのハギレで作った小物を販売していたところ、
もうすぐ本が出るので扱わないかとお誘いがあった。
被災地の為に何か出来る事はないかと、
石巻のモビーの応援を始めたばかりだったので、すぐそのお話に乗った。
そして1月になりハイパーフライトの大会で初めて出来上がった本を手に取った。
震災の翌日からセスナをチャーターし、その後はバイクで取材を続け、
やがて十兵衛と癒しの旅に出かけ、各地の被災の様子を綴りながら、
我々に問題を浮き彫りにして見せてくれる、
ジャーナリストとしての石川さんの凄さが迫ってくる素晴らしい内容だった。
まだまだこれから、被災地は少しづつ復興して行こうとしています。
私たちはそのスタート地点に立ったばかりです。
これから何を成すべきか、原発の問題も含め考え続け、行動しなければなりません。
全ての愛犬家のみなさんにこの本を読んで頂き、これからの事を一緒に考えたいと思います。
著者の意向により、この本の印税の一部は被災地の動物保護ボランティアに寄付されます。