おちたディスクって拾うのたいへん! ミックス犬のための「目指せディスク・ドッグ!講座」 1   2  3  4  5
 第四回 '05 9/29
   '07/07/01


ミックス犬の飼い主の皆さん、こんにちは。

大分間が空いてしまいましたが、第四回です、って一体何年空けちゃったんでしょうか!

今回は、いよいよ「投げ方」なんですが、実はあまりに奥が深くなかなか書けないでおりました。

意を決して、あくまでワタシの自己流ですが、参考にしていただくと言う事で読み流してください。


なかなか思うように投げられないのが現実ですが、先ずは欲張らず力まずに投げてみましょう。

最初はワンコ相手ではなくヒトと投げあいましょう。

どーしても相手になってくれるヒトがいない場合・・・・公園の片隅の丈夫そうな立ち木に相手をしてもらいましょう。


可哀想なのでバスタオルとか巻いてあげてくださいね、目標にもなるし。

さて、投げるにあたって最も重要なことはディスクの握り方です。

ここでは右利きの投げ方で説明させていただきます。

(左利きの方は、同じ事を反転させてお考えくださればと思います)


 グリップ

 ディスクのどこをどう持つか。

 一般的にモノをしっかり掴む場合、小指に最も力を入れます。

 例えば剣道の竹刀の持ち方、ゴルフクラブの持ち方、スキーのストックの持ち方、等々です。

 方や棒状のモノに対する握り方、一方ディスクは円盤状で相容れない例えに聞こえますが、

 実はディスクには厚みのある半円形断面のフチが存在しています。

 このフチを握る方法は棒状のモノを握る方法とほとんど同じです。

1 ディスクのフチが手のひらにピッタリ収まるように軽く握ります。
  
2 小指を最も巻き込んで、人差し指は自然にフチに沿わせます。
  
3 親指はディスクを上から軽く押さえ込む様にします。

  ヒトそれぞれで手のひらの大きさが違いますから、先ずは自分が最も握りやすいカタチで握ってください。

 スローイング 

 ディスクが自然に握れたら、手首のスナップで投げてみます。

1 子供の頃、トランプのカードを人差し指と中指で挟んで投げたりしませんでしたか?

  お風呂場でタオルをムチのようにして友達や兄弟と遊びませんでしたか?

  手首の使い方はこのカード投げやタオル遊びとほとんど同じです。

2 軽く手首を巻いておき、戻しながら握っていたグリップをパッと放してみましょう。

  きっとディスクは回転しながら飛んでいったでしょう。

  
  テイクバック

  今度は手首から腕と肩全体を使ってみましょう。

1 手首を軽く巻き込んで、ディスクの外周が腕にちょっと触るぐらいにしてみましょう。

2 先ずは左手を軽く添えてカラダの正面に構えます。

  アタマを中心にして後ろに引くように肩から軽くテイクバックしてみましょう。

3 脇を広げ、肘を上げて、肘から先に動くように投げてみます。

  ディスクの回転はあくまで手首のスナップが主役です。

  テイクバックはディスクのスピードを上げるため、ちょっと遠くまで飛ばすため、

  肘を上げて、肘から先に投げるのは、ディスクが直線で飛んで行くのと、

  投げた時のリリースポイントが視界の中に納まるようにするためです。 
  

  スタンス

  重要なのは投げ終わるまで膝が回転しないこと。

  回転する上体を最後まで支えるには、しっかりと両足で立つのは言うまでもありません。

1 肩幅と同じ幅で両足を広げて立ちます。

  つま先はカラダに対して自然に正面を向きますが、投げる方向に向けてはいけません。

  あくまで目標に対して直角に近くしておいて下さい。

  ディスクを両手で支えて体の中心になるように、ヘソよりやや上に持ってきます。

  こうすると自然に脇が広がり、肘が上がってきます。
 
2 テイクバックに合わせ左足に重心を移動します。

  テイクバックの中心点は首の付根や、胸の中心だと思っておきます。

  こうするとテイクバック自体も楽に行えます。 

  テイクバックまでは目線もディスクと一緒に動いて構いません。

3 目線を先に目標物に合わせてください。

  ここで言う目標物はワンコではありません。(笑)

  最初のうちはコートの反対側のフェンスのさらに上に、何か目印を見つけてそこに合わせましょう。

  この時あまり顎があがってしまわないように、気をつけましょう力がオシリから逃げちゃいますから。

4 肘が先なるように、腕を伸ばしきらず、右足に重心を一気に移します。

  ディスクを放す時には自然に手首が肘を追い越して腕は真っ直ぐになっています。

  この時まで右足の膝が廻らないように、踏ん張って壁を作っていてください。

  投げ終わってから初めて膝は回転していきます。
  
 ワタシはゴルフをやりませんが、インパクトの瞬間まで膝が廻らないようにするのは非常に良く似ています。

 回転運動を直線運動に変える際に最も重要なのは、最後の瞬間まで膝で壁を作っておく事のようです。


グリップの種類

  人差し指を一緒に巻き込むと「パワーグリップ」と呼ばれる握り方になり、

  人差し指をディスクのフチに軽く沿わせると「バークリーグリップ」と呼ばれる、

最もオーソドックスな握り方になります。

  何が違うかと言えば、長距離系と中距離コントロール重視系の違いになります。

サイドスロー
  
  ごく一般にはバックハンドスローで投げますが、実はサイドスローも良く飛びます。

  ただグリップが安定しにくいのと、コントロールが難しく、フリー演技のトリックスローとして捉えられています。

  ただし実際のディスタンス競技では、ごく限られたプレイヤーがこの投げ方で活躍しています。

  アルティメットなどでは積極的に使われていますし、今後広まってくるかもしれません。

ワンポイント

  ところで投げ終わったアナタの手のひらはどこを向いていますか?

  手のひらが見えていてはいけません。

  必ず手の甲が見えるように投げないと、右に大きく山なりに飛んでしまい、とてもワンコには取れません。

  どうしたらそう投げられるの?

  あなたは投げる時に脇がとじて、肘が下向きになって、持っているディスクの位置より下がっていませんか?

  肘がディスクより上がっていれば、逆に手のひらを返す事の方が難しくなります。
 
  またリリースの際に親指をちょっと意識して、押し出すように投げてみましょう。

  バイクのアクセルグリップみたいな感覚でしょうか。

  強い向かい風の時などは、さらに意識して押し出すと左下がりにリリース出来て有効です。

 参考ページ
 http://www.hyperflite.com/training.html
 我が家のLAMはピーターブルームに直接習った最初の日本犬ミックスです。
 
次回はお出かけ(いよいよ競技参加!?)の時に必要な道具類のご紹介。

ディスクはメンテナンスが必要です!

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